オススメ参考書(化学基礎問題精講/旺文社)

こんにちは、MA理系オンラインです。今回は化学の参考書紹介です!特に化学を受験科目にする方は是非一度手に取って見てください!

受験生で、「化学の勉強を始めたいけど、1・2年の内容があやふやで問題を解くには理解がおぼつかない」という方はいませんか?そういうときに活躍するであろう参考書を紹介します!

早速、こちらになります。

※現在発売されている最新は「4訂版」です。「3訂版」以前のものだと内容が少ないなどの違いがあります。

こんな方にオススメ

  • 高校1・2年で学校で習った後に復習したい
  • 高校3年生、高卒生、社会人の方で化学の勉強を始めたいけど、内容を忘れたので知識の復習から始めたい
  • 化学の参考書を買いたいけど、分厚い参考書は読む気がしない

僕の経験ではほとんどの受験生はここから化学の勉強を始めた方が良いと感じています

※人によっては難しいと感じるかも知れません。一度本屋さんで手に取ってから検討してください。書店にはこれよりももっと易しいレベルの参考書も置いてあるはずです。

特徴

  • 参考書としても問題集としても使えます。
  • 「必修基礎問」67問と「実戦基礎問」44問とわずかの演習問題から成ります。例題は全部で111問で、それほど難しくない問題が適量収録されています。一日4問ずつやれば1か月で終わります。通常、問題集は難問で少ない問題数か、易しめで多めの問題数というものが多く、基礎問題精講は珍しい構成になっています。最初は「必修基礎問」だけに取り組んでもある程度の効果はあると思います。とにかくコンパクトで扱いやすいです。
  • 各問題の構成は「例題」→「精講」→「解説」の3部構成。
    「精講」は問題の解答ではなく、あくまでその問題の基本事項を載せています。しかもある程度丁寧に書いてあります。問題を解くときに、忘れた内容を確認した上で問題に取り掛かることも出来ます。これが基礎問題精の最も優れた点だと思います。もちろん「解説」には「例題」の解答・解説があります。そこで「精講」の内容の補足がされているので、しっかり読んだ方がいいです。
  • 問題はシンプルなものが多いです。本格的な問題集には長文(入試には大抵長い文章を用いた問題が出題されます)の問題が多くて面食らってしまいますが、基礎問題精講は比較的短い文章の問題が多く、とりあえず理論をしっかり理解したい、という場合には向いていると言えます。

使用法

  • オススメではありますが、あくまでとっかかり的な役割です。本格的に受験対策をするなら、他の問題集で補う必要は必ず出てきます。共通テストのみで化学を受験するなら、「基礎問題精講→市販の共通テスト対策問題集→共通テスト過去問」という流れはありでしょうね。共通テストのみなら弱点補強に「セミナー化学」などを使えば十分でしょう。
  • 私大や二次試験で化学を必要とする人は、なるべく早く「基礎問題精講」を終わらせて、本格的な問題集に進んでください。例えば「重要問題集」ですが、これは難関大学向けです。どの問題集を使うべきかは、学習の達成度や志望大学によります。お問い合わせいただければ、紹介しますよ。
  • 「精講」は充実しているので、試験場に持っていくのもありです。

その他

  • 残念ながら重要であっても基礎問題精講に載っていない事項もあります。例えば炎色反応は載っていません。まあ切るところは切ることで良さが出ていると僕は思います。足りない部分は付箋に書いて張るとか、紙に書いてはさんでおくなどして、自分でパーフェクトな参考書を作ると良いのかなと思っています。
  • 個人的には無機化学と有機化学の解説はかなり充実していると思います。理論化学は不十分な点もあります.。しかし学習初期の段階ではあまり欲張りすぎないことは大切なので、そこまで気にする必要はないでしょう。

今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました!

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